
- 2021.03.11
- 今村彩子さんと映画『きこえなかったあの日』
-
3月11日。東日本大震災から10年が経ちましたね。
今回のにこ~るブログは、映画監督の今村彩子さんと映画『きこえなかったあの日』のご紹介をしようと思います。
Pixabayからの画像
【今村彩子さんについて】
『珈琲とエンピツ』や『Start Line(スタートライン)』等のドキュメンタリー映画で知られる、ろう者の映画監督です。
2013年には『架け橋 きこえなかった3.11』という、東日本大震災の被災地で困難に置かれたろう者の状況を伝えるドキュメンタリー映画を製作しています。本作品は2014年 ドイツ・フランクフルト 日本映画専門映画祭 <ニッポンコネクション> ニッポンビジョン部門 観客賞3位を受賞しています。
【「きこえなかったあの日」について】
2021年公開のドキュメンタリー映画。
『きこえなかったあの日』あらすじ(今村彩子さんオフィシャルサイトより)
「東日本大震災直後の宮城を訪れた今村彩子監督が抱いたのは「耳がきこえない人たちが 置かれている状況をもっと知って欲しい」という痛切な思いだった。あれから10年―――。
手話言語条例の制定が進み、知事の会見に手話通訳がついたり、一部の市町村では役所や 公共施設に手話通訳が配置されたりするようになった。
日本各地で起こった様々な災害現場でも、手話で会話ができる福祉避難所や、絵や文字に よる情報保障、そして、ろう・難聴者たちによる災害ボランティアなど、これまで見られな かった新しい動きが生まれていた。
2013年に『架け橋 きこえなかった3.11』を発表した今村監督は、現在も宮城に通い、熊 本地震、西日本豪雨、新型コロナウイルスの流行といった困難の渦中にいるきこえない人た ちの姿を記録し続けている。みんなが安心して暮らせるその日まで―――
今村監督がみつめた、耳のきこえない人たちと災害、その10年の記録。」
現在、新宿にあるケイズシネマにて「きこえなかったあの日」の上映が期間限定で行なわれております。※全国順次公開決定
Webでの公開も行なわれております。Web公開に関しては、映画の公式サイトをご確認ください。
また、DVDも発売中です。ご興味があれば、今村さんの他の作品もあわせてご覧になってみてください。どの作品も日本語の字幕付きです。
参考資料
・映画監督 今村彩子|Studio AYA Official Web Site https://www.studioaya.com/
・『きこえなかったあの日』公式サイト http://studioaya-movie.com/anohi/
・「耳の聞こえない人と災害を追った10年、今村彩子のドキュメンタリー公開&配信」映画ナタリー https://natalie.mu/eiga/news/414437
・『きこえなかったあの日』ケイズシネマ https://www.ks-cinema.com/movie/anohi/