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コーダ育児支援

手話で 親子 ハッピー

CODA

聞こえない親が聞こえる子を
育てるための子育て支援

コーダとはChildren of Deaf Adultsの略で、
聞こえない親をもつ聞こえる子どものことです。

コーダを育児中のろう・難聴、配偶者がろう・難聴者で自身が聴者の方を対象に
手話で様々なサービスを提供します。

コーダについて <基本情報>

手話

 

親と子をつなぐ大切な言語

  • 手話で話すと子どもの日本語習得の妨げになる!?
    いいえ、そんなことはありません。家の中ではTVなど、外では保育園の先生との会話など日本語の環境があります。聞こえる子どもは耳から自然と日本語が入り覚えてゆくことができます。逆に日本語の環境が全くなく、親子間のコミュニケーション手段が手話だけだとすれば、手話が日本語習得の妨げとなる可能性はあるでしょう。聞こえる子にも日本語の習熟度に個人差があるようにコーダの子どもの日本語も似たようなケースと考えられます。聞こえない親は聞こえる子どもの日本語の間違いに気づきにくいので保育園の先生など、周りの大人に少しの助けをお願いをしてもよいでしょう。
  • 指文字を教えるタイミングは?
    まず、手話と指文字の違いについて説明しましょう。指文字は手話ではありません。文字です。(岡典栄・赤堀仁美著『日本手話のしくみ』大修館書店)日本語に置き換えるとカタカナの使い方に近いものがあります。例えば、「今行きます」について話すとき手話では「/今/行く/pt-1(私)/」と表し、指文字だと「イ・マ・イ・キ・マ・ス」と表します。短文なら比較的理解しやすいですが、文章がより長くなる場合は、指文字で表すのにとても時間がかかりますし、また読み取るのも非常に大変です。日本語をすべてローマ字で書いたものを読む労力と似ていると思います。
    子どもがまだ幼く指文字と手話の区別があいまいな時に先に指文字を教えるとすべての事柄を指文字で表すようになります。先ほどの「イ・マ・イ・キ・マ・ス」を子どもが表したとき、親としては「/今/行く/pt-1(私)/」という手話があることを理解してもらうため、「手話で話してみてね」と伝えた場合、子どもにしてみれば「ちゃんと手話で言ったのに」と自分が受け入れてもらえなかったと感じてしまいます。
    かといって、指文字なしで会話をするのにも限界があります。固有名詞や人名、外来語(日本語でも外来語はカタカナで表しますね。手話にとっても日本語は外来語にあたります)は指文字を使います。なので、あいうえお表をつかって指文字を一つずつ教えるのではなく生活の中で自然と指文字を使っていくのがいいでしょう。例えば「/母/名前/田中/ハナコ(指文字)/」「/お菓子/ラムネ(指文字)/おいしい/」など必要な時に指文字を使うと、手話における指文字のルールに気づき、こうした実体験を元に子どもの脳内にパズルをはめるかのように指文字表が創り出されていきます。ある程度ルールに従って指文字を使えるようになってきたら、その時は指文字表を出して確認するように表してみてもいいでしょう。
  • 声を出しながらの手話はいけないの?
    日本には日本語の文法に沿って声を出しながら手話を表す「日本語対応手話(手指日本語)」と独自の言語体系を持つ「日本手話」があります。これらの違いについては別に述べることにして、親が声を出しながら手話をするのは、子どもとは手話で話したいと気持ちの表れです。ですが、手話と一緒に声を出すと、子どもは手話を見ません。聞こえるのだから、声だけを聴けば手話をよく見る必要がないのです。手話を見るようにしないといつまでたっても子どもは手話を使えるようにはなりません。このままでは「親子間の会話は手話で」という願いは難しいものとなります。
    では、手話を見てもらえるようにするためには、どのような工夫をすれば良いでしょうか。例えば、お茶が欲しいかを聞くとき、手話と声で同時に話すのではなく、まず子どもの肩を軽くたたいたり、視野に入るよう手を振るなどして、子どもの注意を引きましょう。注意を引けたら、手話で「Pt-2(あなた)/お茶/飲む/希望?」と表しましょう。
    声を出すのであれば、手話の後に声を出してもいいでしょう。大切なのは手話と声を切り離すことによって手話に注視する時間を作ることです。
    子どもは、始めはわからなくても何度も見ているうちに段々と手話を理解していきます。ほかの言語でも同じことが言えます。ホームステイした家で毎日英語を聞いていたら始めは意味がわからなくても、そのうちなんとなくと分かってくる、そんな状況と似ています。手話のシャワーを意識して浴びさせるとよいでしょう。そうすれば、少しずつ親子間の会話が手話となることでしょう。
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企画

 

様々な企画のご案内

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妊娠・出産・育児

 

聞こえない親に向けた育児情報

      • 妊娠が分かったとき、聞こえないママがまず始めることは・・・
        母子手帳取得や育児準備のほかに、安全なお産が出来るように、自分が聞こえないことを周囲に知らせて、最低限必要な情報保障の準備をしましょう。 分娩や帝王切開の時など、補聴器や眼鏡やコンタクトが使えなくなる場合があるので、その状態で筆談、手話、指さしボートなど、最もコミュ二ケーションしやすい手段を病院関係者や家族と話し合っておきましょう。
      • 育児書にはない、聞こえない先輩パパ・ママの話をたくさん聞こう
        聞こえない親ならではの育児経験は、育児書にはあまり掲載されていません。出産してから、子育てに関する悩みがどんどん出てきます。出産後は思うように相談できる時間が取れない場合が多いので、お産する前に、聞こえない先輩パパ・ママの話をたくさん聞いておきましょう。お友達や知り合いから先輩パパ・ママを紹介してもらうと良いでしょう。
      • 陣痛時などの緊急時にタクシーや救急車を呼ぶ方法
        緊急時にどうすればいいのか、は聞こえない人にとって死活問題です。技術の進歩により今では電話リレーサービスやタクシー配車アプリ、救急アプリなど便利なツールがいくつかあります。ですが、昔と比べ便利になったとはいえそれらは24時間体制でなかったり通じにくかったりと問題点がいくつかあり十分とは言えません。うまく使いこなしていきましょう。日ごろから家の近くの交番や消防署などの24時間開所しているところに聞こえない家族がいるということをアピールし、緊急時には交番や消防署などに駆け込んで代わりに電話をしてもらったというエピソードもあります。
      • 夜泣きに気づけるか心配・・・
        聞こえないパパ・ママのためのいくつかの便利な機器があります。一例として、聴覚障がい者向けの屋内信号装置(福祉給付の対象品)は、赤ちゃんの泣き声を感知して振動やランプで知らせてくれる機能があります。 また、赤ちゃんの手を握りながら寝る、赤ちゃんの背中と敷布団の間に手を挟んで寝る、親のわきの下に赤ちゃんを寝かせるなどの工夫をした人もいます。 ハイハイするようになると、たくましいもので、自分から親を起こしに来る例もあるようです。 夜まとめて寝るようになるまでの間、機械の助けを借りたり等、工夫して乗り切りましょう。
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相談

 

コーダに関する悩み

  • コーダ同士で遊ばせたいのですが、どうやってコーダの友達を作ればよいのでしょうか?
    とても大切な考え方だと思います。コーダは年齢が上がってくるにつれ自分の家庭が一般的な家庭とは違うことに気づき、様々な葛藤を持つようになります。そんな時に同じ境遇のお友達や年の近いコーダがいると心強く感じるようです。親やほかの友達には話しにくいコーダならではの悩みも年の近いコーダの友達には話しやすいことでしょう。 コーダの友達を作るためには、親が同じ聞こえない人の集まりに積極的に参加するとよいでしょう。例えばコーダ育児支援の企画や、ろう者スポーツ大会や同好会、ろう学校の同窓会、ろう協会の企画などがあります。親である自分と同世代の聞こえない人たちが集まるところに行くと自分の子と年が近い子を持つ親と出会えることでしょう。また、そこで紹介してもらうことによってつながりが広がることもあるでしょう。
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保育園・幼稚園・学校

 

コーダが安心して生活するには

保育園・幼稚園編
  • 幼稚園、保育園入園前の面談では、何を伝えたらよいですか?
    コーダについてまとめたこちら(PDF「(仮)コーダトリセツ」←現在制作中)を渡し、その内容に沿ってお話しするとよいでしょう。例えば、聞こえない人たちは相手を呼ぶときに軽く肩をたたきます。聞こえる人たちはこの方法になじみがありません。とくに子ども同士の場合、コーダである子どもが友達を呼ぼうと軽く肩をたたくと「たたかれた!」と泣かれるなど、誤解されやすいケースがあります。
  • 子どもの体調の変化に気づく方法
    季節の変わり目は特に子どもの体調管理には気を使いますね。いつもと違う様子から子どもの体調の変化に気づくものです。顔色が悪い、食欲がない、寝つきが悪いなどがあります。ですが、声の変化などは聞こえない親にとって気づきにくいものです。日ごろから子どもの通う保育園・幼稚園にこういった声の変化などについて気づいたら教えてほしいと伝えておくとよいでしょう。 具体的にこれらの項目を中心に伝え、協力していただくとよいでしょう。 ・声の変化(鼻づまり、鼻声など) ・痰がからむ音がする ・お昼寝の時の呼吸音
  • 手話についてからかわれることがあるようです
    お子さんに日本語と手話の二つの言語を操れるあなたはすごい!と自信を持たせるようなポジティブなイメージを積極的に話されるとよいと思います。パパとママが堂々としていれば、お子さんは手話を恥ずかしがるようなことがなくなります。
学校編
  • 進路相談の三者面談で当事者である子どもが通訳をすると言っていますが・・・
    高度な内容での通訳は負担が大きいです。お子さんにしてみれば、第三者の通訳者が入ってくることに抵抗があるのかもしれませんが、お子さんが通訳することはあまりお勧めできません。お子さんに詳しく話しを聞き、例えばこの通訳者ならいいという場合もあるので、話し合って譲歩案を探ってみてください。
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その他

 

コーダに関する情報

コーダ関連
  • 「CODA コーダのページ」HP
    コーダ研究に携わるコーダが、全国のコーダと、そのお父さまやお母さまに向けて、コーダを扱ったメディア・HP・本・研究など詳しく載せてあります。
  • 「CODAとスクーター」ブログ
    コーダ研究に携わるコーダが、コーダの素直な気持ちを、ブログにしたもので、2015年からアップしてあります。
コーダ当事者の活動団体

イベント企画を通して、コーダ同士が繋がれる場を提供しています。
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