今回のブログは、7月8日（土）に行なわれた第33回手話寺子屋オンライン講演会についてお話いたします。

　講師は中根伸一氏。講演会タイトルは「北海道アイヌ民族の歴史と『和風人化』政策～アイヌ人ろうあ者の聞き取り証言から～」でした。

　シヤモ（アイヌ民族による和人の呼び方）とアイヌ民族の交易、シヤモ勘定、シャクシャインの戦い、「アイヌ」という日本手話の表現、松前藩（現：北海道松前郡松前町）の年貢について等、アイヌの歴史に関してお話しいただきました。

　アイヌ民族の中にろう者がいたのか、また、アイヌの中で手話が使われていたのかについては、アイヌが口頭伝承の文化のため文章による記録が無く、現在もわかっていないそうです。

　アイヌ民族に関して知らないことも多く、とてもためになる講演会でした。

　第33回講演会もご参加くださいまして、ありがとうございました。第34回講演会、現在お申込み受付中です（2023年11月19日（日）締め切り）。

　今回は、オンライン講演会と対面（手話寺子屋中野教室）のハイブリッド形式で講演会を行ないます。

　対面の方は先着20名様となります。ご希望の方はお早めにお申し込みください！オンラインご希望の場合とお申し込み先が異なりますので、お間違いないようご注意ください。

　皆様のお申し込みをお待ちしております。