にこ~るブログ
2020.05.08
補聴器研修 報告書3~筆者の個人的感想あれこれ編~

 補聴器研修の特集最終回は、筆者が作ってもらったダミー補聴器について。また、補聴器の電池についてお話いたします。

 

【補聴器の工場見学】

 研修最終日、補聴器の製造工場を見学させていただきました。

 オーダーメイドの耳あな型の補聴器(※1)と耳かけ型(※2)のイヤーモールド(※3)は、今は3Dプリンターで形を作っていると聞いて驚きました。

(※1)耳あな型補聴器…耳の穴に入れて使用するタイプの補聴器。

小さく目立たないタイプもあります。

(※2)耳かけ型補聴器…耳に掛けて使用するタイプの補聴器。

(※3)イヤーモールド…耳かけ型補聴器の耳栓。

オーダーメイドの物にすると、ハウリング防止や補聴器装着の安定に役立ちます。

画像内の耳かけ型補聴器の先についている透明の物がイヤーモールドです。

耳につけると下の画像のような状態になります。

 

 オーダーメイド耳あな型補聴器を作成する際に耳の型を採取するのですが、研修でその練習を行ないました。その時作った型を使い、ダミーの補聴器を作成していただきました。

 後日、出来上がったダミーの補聴器が届きました。機械は入っていないので、聞こえませんが、筆者の耳の型を作って作成したものなので、ピッタリフィットしております。 

 

【補聴器用空気電池】

 補聴器に使用する空気電池は4種類あります。

それぞれの電池サイズは、色のシールやパッケージで分けられており、色は各メーカー共通です。

(画像)パワーワンというメーカーの空気電池(左からP536、PR48、PR44、PR41)

 一番小さいサイズの耳あな型補聴器にはPR536。黄色のシールがついています。

 その次に小さいのがPR41。茶色のシールがついています。耳あな型の補聴器では半数以上の割合で販売されているタイプの型で使用されている電池です。筆者がダミーで作った補聴器のサイズがこのタイプの型になります。

 その次に大きい電池はPR48。橙色のシールがついています。大きめの耳あな型補聴器や、小さいサイズの耳かけ型補聴器に使われています。

 一番大きいサイズの電池はPR44。青色のシールがついています。パワーが一番強いので、一番重い難聴用の耳かけ型補聴器の電池に使われています。

 

補聴器用空気電池パワーワン商品紹介ページ

https://www.wp-shop.net/shopdetail/000000000064/

※補聴器用空気電池は、コンビニや家電量販店で販売されている体温計などに使用されているボタン電池とは別物になりますので、補聴器以外に使用しないでください。

 

 補聴器用空気電池は、当社ではPR48とPR44が売れていますが、業界ではPR44はそんなに出ないという話題に若干業界内のカルチャーショックを受けました。一緒に研修受けていた補聴器専門店の社員の方もPR41、PR48が一番出ると言っていました。当社のお客様が重度難聴の耳かけ型を使用する人が多いのだなと思いました。

 

【全体の感想】

 補聴器の研修を通して、補聴器の音を体験したり機械を操作したりすることで、より「きこえについて」理解を深めることができました。

 補聴器に関する知識は、この業界に携わらない人にとっては全く触れる機会がないかと思われます。このブログを通じて、少しでも知っていただけましたら幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。