にこ~るブログ
2019.12.17
【手話寺子屋25周年特別講演会2】

 今回のブログは手話寺子屋25周年特別講演会の報告の第2回です。

 第3弾、第4弾の講演会の内容についてご報告いたします。

 

・第3弾:2019年 7 月 27 (土)「戦争時代を過ごしたろう者」

講師…水野ミサ

 講師自身が戦争で被災された時のお話を伺いました。

 当時は、薬を負傷した兵士のために使用したため、一般の人は薬が手に入らなかったそうです。そのため、火傷をした時に薬の代わりにお酢を使って傷口を手当てしたと聞きました。

 また爆撃機から爆弾が落ちる様子などのCL表現が、お話を聞いている自分が体験しているかのようにとてもリアルでした。

 水野氏は、90歳を過ぎていらっしゃいますがとてもお元気で、力強い手話でお話しされていました。

 

・第4弾:2019年 9 月 28 日 (土)「ろう歴史」

講師…野呂一氏

 昭和の日本のろう教育についてお話していただきました。

 日本のろう学校では最初は手話で教育をしていました。そして、その教育を受けたろう者が学校を卒業して、教師として自分が習ったのと同じように手話で生徒に教育をしていました。

 1880年のミラノ会議で口話法教育が採決されてから、日本に伝わって多くのろう学校に導入されるまでの間、口話教育が日本に導入されていたことを知らず、手話で指導をしていた時期がありました。野呂氏がその指導方法を、写真を交えて見せてくださりました。

 平成・令和の時代になり、ろう者が手話の大切さをあまり考えなくなってしまってきていることについて心配されていました。特に若いろう者は日本語の影響を受けて、表せる手話の語が少ないとのこと。手話が大切ということをもっと意識していく必要がある、というお話もされていました。

 

 水野氏、野呂氏。お忙しい中、ご講演いただきまして、ありがとうございました。

 また、講演会にお越し下さった皆様、ありがとうございました。

 

次回へ続く